嵯峨芸術大学 見学・体験授業
高校美術系専攻2年生は高大連携・制作の授業を利用して2月6日(土)に嵯峨芸術大学へ訪問させて頂きました。
嵯峨芸術大学は桂川を望む広々とした土地に位置し、嵐山とほど近いところで日本の美しい風景美を間近にしながら学ぶことが出来ます。今回は美術領域、イラストレーション領域の授業を体験させていただきました。
また、嵯峨芸術大学では学内で進級制作展を開催しており、大学生の作品を見て専攻ごとの特色や、表現方法の幅広さを実感することができました。
〜体験授業〜
美術・デザイン・映像専攻生
美術領域 日本画コース
日本画体験~オリジナル名刺を作る~
日本画で用いる画材や技法で自分だけのオリジナル名刺を制作する授業を体験させて頂きました。手透き和紙に日本画絵具・墨・銀箔等で彩色しました。実際に顔料である胡粉を膠で溶いたりと本格的な技法に触れて生徒たちも積極的に取り組んでいました。
名刺のデザインという現代的な仕事と、日本古来の描画方法が合わさり、それぞれ個性的な名刺ができあがりました。普段使わない絵の具に触れることで他の分野にはない描くことの面白さや楽しさを知ることが出来ました。
イラスト・マンガ・アニメ専攻生
イラストレーション領域 イラストレーションコース
~キャラクターに命を吹き込む~
キャラクターに効果的なポーズを与えることで、まるでキャラクターが生きているように表現する方法を学びました。キャラクターのデザインが優れていてもポーズが適切に描かれていないとその魅力は半減してしまいます。
普段描いているキャラクターを生き生きと描くためのポイントを、理論的に教えていただきました。やみくもに描くのでなく「こう描けば、こうなる」という確証をもって描くことを体感することが出来ました。
教えていただく前と後とでは、描くイラストに歴然とした差をみることができ、生徒自身も楽しんで取り組んでいました。
この場をお借りして、この日を設けてくださった嵯峨芸術大学入試課の方々、ご指導してくださった教授をはじめ、皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。