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神戸芸術工科大学 見学・体験授業


 高校美術系専攻2年生は高大連携・制作の授業を利用して1月9日(土)に神戸芸術工科大学へ訪問させて頂きました。
 神戸芸術工科大学は国際都市神戸から、のびやかな空の下でデザインやアートを学ぶことができます。今回はファッションデザイン学科、まんが表現学科の授業を体験させていただきました。また、ファッションデザイン学科に在籍の大学生に詳しい制作方法や授業についてなど、実際の大学生の声を聞かせて頂きました。

〜体験授業〜

美術・デザイン・映像専攻生

ファッションデザイン学科
~「織りフェルトのミニマフラー」をつくろう~

 ファッションデザインコースでは、生地の構造の基本である「平織り(ひらおり)」という織り方を用いて羊毛でミニマフラーを作りました。はじめに羊毛がフェルト化していく仕組みを説明していただき、実際に様々な色の羊毛ロープを選んで平織りしていきました。織れたら羊毛の摩擦でフェルト加工をしてマフラーに仕上げていきました。羊毛をフェルト化していくのは根気のいる作業でしたが、完成したマフラーに生徒達はとても喜んでいました。織りの幅や色などで、各自異なったかわいいマフラーを制作していました。
また、学院の卒業生でファッションデザイン学科に在籍をしている先輩が、大学での制作課題や学科についてなどの説明を、実際に制作した作品を交えて説明してくださいました。




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イラスト・マンガ・アニメ専攻生

ストーリーまんがコース
〜構成感覚演習〜 

 今回は、特定の場面を想定してポーズをとっている複数のモデルをクロッキーする「シチュエーションクロッキー」という授業を体験しました。イラスト・マンガ表現において人物単体だけでなく、群像を自在に描けることは、その表現を豊かにする重要なスキルです。実在のモデルのポーズから「何をしているのかが伝わる表現」を目指しました。
「ある人物が歩いている二人を影から覗いている場面」、「刀で切られて吹き飛ばされている場面」など、ユニークなポーズのモデルを囲んで学生さんたちと一緒にクロッキーをしました。描くだけでなくモデルとして生徒たちも参加し、どのようなポーズをとるか相談しながら積極的に授業に関わっていました。同じポーズでもどの角度から描くかによって、人物の感情表現にまで踏み込めたり、迫力を出すことができたりと、実際に見て描くことで生き生きとした表現を学ぶことができました。




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この場をお借りして、この日を設けてくださった神戸芸術工科大学入試課の方々、ご指導してくださった教授をはじめ、皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。