成安造形大学 見学・体験授業
高校美術専攻2年生は高大連携・制作の授業を利用して1月24日(土)に成安造形大学へ訪問させて頂きました。
成安造形大学は琵琶湖が眺められる自然豊かな環境の中、アットホームな雰囲気で芸術を学ぶことができます。今回は美術領域、空間デザイン領域、イラストレーション領域の中から日本画コース、ファッションデザインコース、イラストレーションコースの授業を体験させていただきました。
〜体験授業〜
美術・デザイン・映像専攻生
美術領域 日本画コース
~「貝合わせ」をつくろう~
日本画コースでは平安時代から伝わるもの合わせに似た遊び、貝合わせを制作しました。一対の貝殻に、似た絵柄を岩絵具で描き、銀粉や金粉などを振りかけ仕上げていきます。普段、画用紙やキャンバスに絵を描いている生徒達にとって貝殻に絵付けをすることは新鮮で、とても楽しみながら制作をしていました。日本画の画材(岩絵具や金箔など)に初めてふれる生徒も多く、とても勉強になりました。
美術・デザイン・映像専攻生
空間デザイン領域 ファッションデザインコース
~コラージュシャツを作ろう~
ファッションデザインコースでは、真っ白なTシャツに様々な柄や素材の布を自由に組合せて貼付けるコラージュシャツを制作しました。まずSかXLどちらかのサイズの白Tシャツを選び、準備された大量のハギレ布を自由にカットし、どのようにTシャツに貼付けていくか考えていきます。ハギレ布も大小・柄・素材が様々で、ストライプやチェック柄、革素材などの中から、自分が考えるデザインに合わせて布をカットしていきます。ハギレを組合せて新たな柄を作っている生徒や、ハギレ布自体でヒダを作って立体的に貼付ける生徒もおり、各々がアイデアを練りながら生き生きと制作していました。
イラスト・マンガ・アニメ専攻生
イラストレーション領域 イラストレーションコース
〜漫画・イラスト制作のためのシチュエーションクロッキー〜
イラストレーションコースではクロッキーをする際のモデルのポーズを「描いてみたいシーン」「面白いシーン」などから考え、そのシチュエーションを再現しクロッキーしていきました。まずは素直に形を写しとり立体物を平面に描く練習として、透かし描きクロッキーを行いました。輪郭を捉える練習になり、クロッキーを躊躇せずにどんどん生徒達の手が動いていました。その後あらかじめ考えていたシチュエーションをもとに「フラメンコ」や「壁ドン」など色々なお題でクロッキーをしていく際、描く場所によってイメージが変わるので、生徒達は自分でカメラワークを意識しながら、今までにないポーズに楽しみながら挑戦していました。
この場をお借りして、この日を設けてくださった成安造形大学入試課の方々、ご指導してくださった教授をはじめ、皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。