京都精華大学見学・体験授業 of 帝塚山学院高等学校TOP

京都精華大学 見学・体験授業

01.jpg


美術コース2年生は毎年土曜日の造形表現の授業を利用して様々な芸術大学を見学させて頂いています。1月5日は京都市にある「京都精華大学」へ訪問させて頂きました。 京都精華大学と本校美術コースは特別協力校と認定されており、本校の卒業生も多数在籍しています。 芸術、デザイン、マンガ、ポピュラーカルチャー、人文の5学部からなる京都精華大学の学部の中から今回、芸術学部のテキスタイルコース、デザイン学部のデジタルクリエイションコース、マンガ学部のストーリーマンガコースの3つから授業を選んで体験させて頂きました。

〜体験授業〜

美術・デザイン・映像専攻生

芸術学部 テキスタイルコース
*ニードルワーク技法でフェルト小物をつくろう* 

テキスタイルコースではニードル技法を用いたフェルト作品制作をしました。始めにフェルト作品を紹介して制作方法を教えて頂きました。柔らかい羊毛をニードルと呼ばれる針で何度も刺すことで繊維同士が絡まり合い固まっていき、フェルトができあがります。今回はフェルトを不織布として捉えました。不織布とは繊維を織ったり編んだりしない布状のもののことをいいます。小物を制作するというよりフェルトで小さな彫刻、小さな絵画を制作するとして作品をつくっていきました。生徒たちはニードルで手を刺さないように気をつけて制作をしながら、羊毛の柔らかさをそのまま生かしたり、しっかりフェルト化させたりと各々の作品に合うように考えていました。実際に着けたりできるものなので楽しみながら制作していました。

dscn1596.jpg


デザイン学部 デジタルクリエイションコース 
*HUMAN TYPOGRAPHY*

dscn1598.jpg


デジタルクリエイションコースでは人間のシルエットを撮影してオリジナルの文字をデザインし、その文字を用いて作るタイポグラフィック作品『HUMAN TYPOGRAPHY』を制作しました。
自分の名前のアルファベットを体で作り、グリーンカーテンの前で撮影していくという制作方法を説明していただきました。始めは固かったポージングも、撮影していくにつれてよりアルファベットに近いポージングになっていきました。撮影した後はその写真をデジタル加工し、シルエットにしていきます。そしてシルエットを特殊な紙に印刷し、アイロンでカバンに貼付けていきました。カバンに貼付けていくときに何処の位置にどのような大きさで貼付けていくか、とても悩みながら試行錯誤していました。
出来上がったカバンの文字はどれも楽しそうなポージングで、素敵なカバンに仕上がっていました。

イラスト•マンガ•アニメ専攻生

まんが表現学科 
ちびキャラクターを描く


ストーリーマンガコースでは「わたしのオススメ」をテーマに1ページのマンガを描く課題に取り組みました。最初は少し緊張気味だった生徒たちも、各々のオススメを考え出していくうちにだんだんとにぎやかな雰囲気に、、、「ドラマ相棒の杉下右京」「こしあん」「橈側手根屈筋」などユニークなオススメが生まれはじめ、それぞれ思い入れを頼りに課題を進めていきました。
 登場人物や全体のストーリーを練りながらコマ割りなども考えて、徐々に1枚のマンガに仕上げていきます。今回はそれぞれ思い入れのあるものがテーマなので、自然と体ものってきます。夢中にペンを走らせながら、オススメの魅力がどのように描けば伝わるか一生懸命考える姿も印象的でした。
 授業の最後には仕上がった作品をスクリーンに映し出して合評会をしました。それぞれのオススメにまつわる活発なトークも繰り広げられ、また先生からコマ割りの効果的な使い方などにもご指導頂きました。普段の授業ではなかなか見られない生徒の一面も見られて、とても充実した授業になりました。







01.jpg

この場をお借りして、この日を設けてくださった京都精華大学入試課の方々、教授の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。