イタリア研修名作NO.1 「ラオコーン」ローマヴァチカン美術館
ヘレニズム彫刻の傑作
アテネートロイ戦争の時にアテネの女神の計略の兵士が内部に潜む巨大木馬の城内への入場にただ一人反対したのがトロイの神官「ラオコーン」です。アテネの女神はたいそうこの事に怒り、木馬から夜間に出てきたアテネ兵による勝利の後、捕まえたラオコーンに最も残酷な刑を与えました。彼自身のみならず最愛の二人の息子を毒蛇によって殺そうとしました。自分の体の痛みより愛する息子の悲劇への苦悶の表情を浮かべるラオコーン。ただ理想的に美しい人体だけでなく、ドラマティックなシーンを動きのある彫刻として表現しています。ミロのビーナスと並ぶヘレニズム美術の傑作です。